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「久、お前まだ何か隠してるだろ。」
「………。」
久信は黙ったままだった。
「なぁ、怒らないから言ってみろよ。」
「………。」
久信は言いにくそうだった。
「おい!キレるぞ!いいのか?」
「あのね、僕も強くなりたいんだ。龍ちゃんみたいにさ。仲間に囲まれて笑って暮らしたいんだ。」
何だそんな事か。と言う顔を見せると、
「なぁ、ヤンチャ何て、社会に出たら、白い眼で見られるだけだぜ。それよりよ、お前は、笑顔で皆に接してろ。」
そういって、その場を立ち続けた。
「強くてもよ、何にも得しねぇよ。」
「龍ちゃん…」
次の日久信は、金髪になっていた。
「スゲェ色にしたなぁ」
すると久信は
「少しはハクが付くだろ?」
「おぉ、つーかよ、秀才のヤンチャって、なんかこぇーな。」
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