プロローグ

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愁「急がないとぉぉぉ!」 今全力で走ってます。叫んでいるせいか周りの皆さんから怪奇の視線を感じます。 泣きたくなってきました…。 嫌な視線を耐えながら走っていると校門が見えてきました。 ここまできて遅刻は嫌です。頑張れ僕!負けないで僕!………やってみると気持ち悪いですね、少し鬱になりそうですよ。 後少しで教室です。残り3分もありますし、これなら間に合いますね。 僕が教室に走りながら入ってきた時に、皆さんの視線が集まりましたが僕だとわかった瞬間に嫌な視線に早変わりでした。 もう慣れましたけどね。毎日この様な視線を味わえばそりゃなれますよ。まぁ、まだ学校の人達限定ですけどね。 慣れた視線を少しだけ感じながら (ほとんどの人はもう見ていない) 自分の席に座ったら前の席の男子が話しかけてきました。 ???「よぉ、今日は珍しくギリギリだなぁ」 今話しかけてきた彼の名前は荻原 佳祐 (オギハラ ケイスケ)といって、いかにもモテそうな顔なのにこんな僕に声を掛けてくれました。 ありがたいと思いますが話し掛けられる度に多数の女子や少数の男子から殺気が飛んできます。 そりゃあこんな僕がクラスのムードメーカー的存在の人と話しているんですから殺気も沸きますよね
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