□真実と偽りと■

3/11
前へ
/11ページ
次へ
  タッタッタッタッタッ―…       雪が少しずつ強くなっていく道の中...   着物を閃かせ全速力で走る     「ハァ...ッ...ハッ..ゲホ..ッ..」       ゲタが雪に埋まり何度も転ぶ 足から出た血が雪を染める        「―…ッ!!」     目眩...吐き気...怪我     思わず口許を押さえ倒れ込む     でも..そんな事をしている暇は無い   早く..早く遭いたいから       降り積もる雪の中   フラつきながらも走る     血の跡を残しながら..    
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

48人が本棚に入れています
本棚に追加