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俺は動揺した。こんな時どうしたらいいものか…
まさかのラブレター💕
ただのバイトだと思っていたヤツにそんな風に思われていたなんて。
ヤツはお世辞にもかわいいとは言えないが、一生懸命夜遅くまでも仕事を手伝ったりしてくれていて…可愛がってはいた。
それはいつもの夜、仕事上がりに飲みに行き帰ってきた事務所。上の階には同僚が寝ているはず。そして俺はいつものように上機嫌でヤツを叩いたりと、からかっていた……楽しくなってきて、しばらくそうしているとヤツの目から突然の涙。
エッ……なんで?俺、やり過ぎた?
でも口をついて出たのは
―俺を嫌いなんだろ…
涙の止まらないヤツを置いて、上の事務所へ。
しばらくすると、泣いて赤くなった目を伏せてヤツが来た。
ん……?手紙?
そっと開くと……
『さっき泣いたのは嫌いなんじゃなく、好きだから。どうしたらいいのか分からなくて……』
手紙を読んだ俺は、冒頭の動揺具合。しばし考えた後に行動!
俺は同僚が寝ているソファの向かいに座り、ヤツを隣りに座らせた。やばい……何故かドキドキする
―ありがとう。そんな風に想っててくれていたとは思わなかった。好きになるように努力するよ。ただし俺は社員でこのことがバレるとまずいんだ。
ヤツはそれでもいいとうなづいた。
―キスして💕(俺)
―なんで?(彼女)
―好きならいいだろ?(俺)
ためらいながら重ねた彼女の唇の隙間から、おもわず舌を差し入れてしまったんだ……
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