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泣きつかれて眠ってしまったみたい。
泣きながら見た時計の短針は6あたりにいたのに、重い瞼を開いて見ると、10と11の間にいた。
もうすっかり夜だ。
窓の外は、黒い空の中にいくつか星が浮かんでいるのが見えるだけ。
この光景、好きだな。
真っ暗なところにも、小さく光があることを教えてくれているみたいで。
と思っていたら、そんな気持ちを邪魔する色がチカチカしていることに気づいた。
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