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「そういう根性が不細工だって言ってんの。相変わらずだな、相川理恵」
「何よ!だって仕方ないじゃない、私、こんなに不細工なんだもん…!!」
まつげが、かろうじて涙が流れるのを防いでくれる。
感情がこんなに動いたのが久しぶりすぎて、自分でも戸惑う。
「相川理恵、あんたは変われる」
「整形でもしろって?」
たっぷりの皮肉をこめた。
だって、私の顔を変えれるなんて、これくらいしかないでしょう?
「そんな大げさなものじゃない。化粧だ。俺があんたを、変えてみせる」
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