93543人が本棚に入れています
本棚に追加
『…大人しくしろ。』
耳元で囁かれた。
そしたら大人しくなるしかなくて
キュっと先輩にしがみついたら
先輩は又目を閉じた。
『もう少し寝る??』
聞くと
『…ん』
と先輩は短い返事をした。
そか…寝ちゃうのか。
昨日寝るの遅かったもんなぁ…。
先輩は私の頭を撫でている。
こっちが先に寝ちゃいそうだよ…
しばらくして
目がトロンとしてきた時
『…いいな。』
先輩はボソっと何か言った。
『へ?』
聞き返すと
『いつか一緒に暮らせたらいいなっつたの。』
そう言って先輩はクルリと寝返りをして私に背を向けた。
.
最初のコメントを投稿しよう!