【続】I ❤ 鬼彼

summer vacation

コユキと遊びながらも、荷物をつめる私の方をチラチラ見てるお兄ちゃん。

…うざい!!

『何か?』

『いや、嬉しそうだなと思って。』

『だって先輩と会えるんだよ!嬉しいに決まってんじゃん!てか、左手に隠してる物何?』

『え…?いや…あの…』

明らかに挙動不審になってるし

『見せなさい!』

『兄ちゃんからの…餞別っていうか?』

『餞別!お小遣いくれるの?』

『お小遣いじゃ…』

『じゃ何?早く見せてよ!』

そう言ってお兄ちゃんの左手を無理矢理つかんだ。

その手に持たれていたものは…

『…何これ…?』

『え?コンドーム?避妊は大事だよ?』

『変態っ!!!』

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