第三章 夢?現在? ホント?ウソ?

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歌を歌い続けていたら、人がいつの間にか増えていて、気付けばアンコールなんてされてました(泣) いつまで歌えばいいのよぉ~(涙) あのあとゆうに30分…、前からとあわせると一時間にもなっていた(泣) 私はよくやった、よくやったんだ!! もう、歌なんて歌うか! そんなこと考えながら、今まで相手をしていた皆様にさよならしてた。 とりあえず一難去った! って喜んでたのに…(涙) ガバッ と、皆が去ったのをみはからったように、また閂さんに抱きつかれてました(涙) 本当なんなのよぉ~(泣) 「甲斐凪♪やっとまたふたりになれたなぁ。  でも残念(泣)俺これから坂本さんと、でかけなきゃなんねぇんだわ。  そうゆうわけでまたこっちに来たときでも、つーか絶対くることになるけど(笑)それまで待っててくれっか?」 「さいですか?(笑)ほな、その時までまってますさかい。」 って、またかってにこの口はしゃべってるし(汗)。 まぁいいわ。これでやっと解放されるぅ! 「じゃ、またな!甲斐凪!」 そういって、閂さんはさっていった。 難は去ったところで、私は改めて辺りの様子を伺った。 ここはどこなんだろう? テレビドラマの昔の有楽町みたいだけど…。 やっぱり夢?だよね?でも泣きたいくらい感覚のしっかりした夢なんてあるのかしら? そんなことを思いながら、誰かに聞きたいような、でも、真実を知りたいくないような…。 そんなどうしようもない心地になった。
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