第一章 始まりは唐突に

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私は今日、母方の田舎である、祖父の家を訪れていた。 そこで今日、初めて遠い親戚にあたる美濃[ミノ]家の人々と出会った。 そして驚いた!? だって同じ学校の先輩だったんだもの! 確か名前は…。…美濃 譲二[ミノ ジョウジ]さんだったかな? イギリスと日本のハーフでかっこいい人だって、確か友達が言ってた気がする…。 まぁ、確かにかっこいいけどぉ♪ なんてこと考えながら何気ない話をした。 学校でのこととか、家でのこと…他にもた~っくさんの話♪ 話しているうちに、なんか懐かしいなぁとか、なんともいえないんだけど、もどかしさ?みたいなものも感じた。なんでたろう? 懐かしいって感じるのもおかしいんだけどなぁ? だって高校であったといったところで、廊下なんかですれ違ったりしただけだし、高校にいるときは話そうなんて考えてなかったもん。そもそも、部活が一緒でもないかぎり知り合いになるのさえ難しいのでは? だからってゆうんじゃないんだけど、気持ちの興奮の説明なんてつかなくて…。 そんな感じでどうこうしてるうちに、時間はあっというまにすぎていってた。 あの後もたくさんたくさんお話したけど、結局気持ちの説明はつかなかくて…。でも、今日一日ですっかりこの人にひかれてた。 カッコいいのはもちろんだけど、性格もいいし、なにより話をしててとっても楽しかったら♪今までこの人と関わらなかったことをちょっと残念に思ったぐらい。 そんなことを考えながら、その後はいつものように晩御飯食べて、お風呂入って、布団のなかに入った。 寝る前に思い浮かぶのは、彼のこと…。 今日正式にあったのは初めてのはずなのに、妙に懐かしかったり、なんか不思議な気持ちになったりと、何でだろうと思うことが多かった。でもしっかり彼にひかれてんだから…ホントになんでかしら? そして、気付けば、私は誰に言うでもなしに一人つぶやいてた。 『なんで今まで譲二先輩と関わってこなかったのかしら?なんかすごくもったいないことしてたみたい…。遠い親戚とかじゃなくてもっと近い関係ならよかったのになぁ。そしたら…。』 そしたらなに?! 何を言おうとしてんの私!! そんな感じで私の夜は更けていった。 今考えたらこれが原因? この後、私は信じられない体験をすることとなった。
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