第二章 目覚めて 驚き どこですか?

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目が覚めたら、景色が変わってました。 …そんなバカな…(涙) 私確かにおばあちゃん家の布団に入って寝てたはずなのに!! ここどこ!! この横に寝てる人は誰!! しかもなんで私はこんな見るのも恥ずかしいような格好してんの!! わけわかんないし、恥ずかしいし、おもいっきし現実逃避したいんだけど…(涙) そんなことをひとしきり混乱しまくりながら考えていた私は、背後にせまった危機にきずいていなかった。 ガバッ !?!? そんな音がしたと思ったら、横で寝ていたはずの見知らぬ人に抱きつかれてました。もう私、お嫁にいけないかも…(涙) 「甲斐凪[カイナギ]♪ もうおきちゃったのかい? それじゃもう少し、さっきの続きしようか?」 「なにいうてはるんですか閂さん。今日はもう堪忍しとくれやす。 それに、ほどほどにしとかな、わてが坂本さんや、他の志士の人に怒られます。」 「おお、そうかそうか。 いやそうじゃのう。 ではもう一眠りするとするか。 甲斐凪、いつもの子守唄聞かしてくれぇや。」 「わかりました。 それじゃそれ聞いたら、今日はもうおとなしゅうしてください。」 「承知♪」 そんな会話のあと私はなぜか、歌ってた、知らない歌を……ってなんでよ!!つ~かなんでこんなに普通に話してんのよ!その自転でおかしいし!何より私は、甲斐ではあるけど名前凪じゃないわよ!しかも今日、今、さっき、あったばかりの人のことなんで名前まで呼んで、親しそうに話してんのよ!マジでありえない!! 誰か私にわかるように説明してぇ~(泣) そんなこんなで、私は歌いながらもパニック状態に陥っていた。 隣で健やかに眠りについてる、この人、閂さんの存在を忘れて、ただただ歌をうたいつづけるぐらいに…。 だがしかし、その歌が新たなパニック状態を引きおこすこととなるなど、私はまだしらなかったのだった。
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