~ お地蔵様 ~

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夜だし暗くて覗いて見たが中は確認出来なかった 私『すいませんお線香を…』 私は三本お線香を取り火をつけようとした スミ『この時点で線香が曲がり始めて火もつけられなかったんですよ』 スミ氏がそう言った 私『そうなんですか?』 スミ『線香って曲がらないじゃないですか? 普通は折れますよねぇ』 私『普通はそうですよね』 風も少し出ていたので 線香に中々火がつかなかったが 一本だけお線香の先が微妙にフニュッと曲がった … スミ『こんなもんじゃ無かったですよ』 《やっぱり一本だけ曲がったか》 本当に微妙だった … 私はお線香を立て話し込んだ 《 約束通り会いに来た … 私の要求に答えて欲しいのだが 気に喰わぬならば蹴って貰って結構 要求を飲んで貰っても お前達にくれてやる代償は何もない それだけは、ご理解願う 》 私の言葉に反応するかの様に線香の火がボゥーッと赤くなった 私『終わりました帰りましょうか?』 注:絶対に真似しないで下さい命の保証はしません〓image=183574444.jpg
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