地獄の扉

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リーダーが僕に向かって    「おまえ、ええ加減にしろや!」    「おまえこそや!」    「後でどうなっても知らんからなっ!」    「そんなこと知るかっ!」        僕は頭にカーッと血が上り、リーダーの兄の存在なんか忘れていた。     そして最後にリーダーはこう捨て台詞を残して去っていった。              「――韓国人のくせに」
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