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「というわけだ、魔法研究部成立ってな。」
「卑劣にして強引ね…」
「言うな。」
ルナに悪態をつかれ、ソルガは即座に続くであろう言葉を止める。
「もぐもぐ……」
リアに至ってはたこ焼きを食べながらそれを横目で見ている。
『たこ焼きを買ったということはもう学園に順応したのか……これだから生命の環境適応能力は侮れない。』
「で……魔法研究部というのはどのような部活なんですか?」
フィアは内容がわからない部活に疑問を抱いたのか、ソルガに問いかけた。
「まぁ……一言で言えば魔法開発とかだな。」
「魔法開発?」
魔法開発の言葉にシンが反応した。
「いや、まあ魔法を使って悪戯をするわけだ。」
「……なんだ、開発ではないのか。」
「残念ね……」
付け足された言葉を聞くと、シンとレナは残念そうな表情をした。
「では早速部室を頂くか。」
ソルガ達は部室棟に転移した……
部室前……
に転移したまではいいが、魔法研究部の部室扉は閉ざされていた。
「何故だ。」
「聞きましたよ、悪戯を止める気はないようですね。」
ソルガの後ろにはシェリーが仁王立ちしてソルガを睨んでいた。
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