~第一章 降り立つ風~

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『当機はまもなくレディアント地方へと到着いたします。お降りの際にはお忘れ物の無いようご注意ください…』   「ふぅっ…到着か…」   着陸シーケンスに入った飛行機の中で男はため息混じりに呟いた   彼、フォクシー・グラキアリスはナイツの少佐でありながら転属を言い渡された   行き先はレディアント地方、皇国内でリベリオンの最も多い地域だった   だが、ナイツが結成され、この地方にいた組織が鎮圧されてから、何事もなく平穏な地域だという   言うなれば、左遷であった
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