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「ごめんなさいね、シルフィー。つい話し込んでしまって」
フォクシーはまたもや驚かされた
(…女…の子?)
軍に入隊する女性は少ない
入隊しても戦闘には参加せず、衛生兵や通信士になることがほとんどである
だが、眼前にいる女の子の軍服には階級の刺繍と、フォクシーと同じ紋章があった
「少将、こちらは?」
「この娘は、これから貴方の補佐官になるシルフィー・アルタイリス少尉。ナイツの一員ですよ」
エイルがそう言うと―
「シルフィー・アルタイリス少尉です!これから宜しくお願いします!」
と、敬礼
「…少将」
フォクシーはいよいよ話が見えなくなっていた
「まぁ、話は後程しましょうか」
そう言ってエイルはゲートへと振り返った
その時
ズゥゥゥゥン…
低い音が響き、地面が揺れた
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