~第一章 降り立つ風~

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「ごめんなさいね、シルフィー。つい話し込んでしまって」   フォクシーはまたもや驚かされた   (…女…の子?)   軍に入隊する女性は少ない   入隊しても戦闘には参加せず、衛生兵や通信士になることがほとんどである   だが、眼前にいる女の子の軍服には階級の刺繍と、フォクシーと同じ紋章があった   「少将、こちらは?」   「この娘は、これから貴方の補佐官になるシルフィー・アルタイリス少尉。ナイツの一員ですよ」   エイルがそう言うと―   「シルフィー・アルタイリス少尉です!これから宜しくお願いします!」   と、敬礼   「…少将」   フォクシーはいよいよ話が見えなくなっていた   「まぁ、話は後程しましょうか」   そう言ってエイルはゲートへと振り返った     その時     ズゥゥゥゥン…   低い音が響き、地面が揺れた
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