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その頃、壬生に偵察として入っていた新撰組の島田等は壬生城下と、街道を見張っていた。
島田「街道には変わった事は無いか?」隊士「いえ、何もありません。」
島田「城下からは、どの方向に向かうのが多かったのか?」
隊士「小山方面と、荷駄が西へ二度程向かいました。」
島田「西?」
隊士「はい、西へ向かいました。」
島田「それは武州を攻めた連中がいると言う事だな?」
隊士「はぁ、そう言えばそうでしたね。」
島田「おい、一人急いで小山にいる野村君に使いしてくれ。小山には半数を残して、こちらに合流して欲しいと。俺は今から五人程連れて、佐野と足利まで見てくる。」
隊士「承知しました。」
島田「では頼んだぞ。」
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