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佐野に着いた島田達の見たのは、アームストロング砲等新式の大砲を揃えた、見るからに精兵然とした佐賀と薩摩の砲兵隊と土佐兵が、当に出撃するところであった。
隊士「島田さん、どうします?」
島田「狼狽えるな!一人は急ぎ宇都宮へ走れ!一人は壬生へ行き、残りの仲間に知らせて土方さんに早馬で事の次第を報告させて、その後、小山に使いを出させて、小山も壬生も引き揚げて大田原に戻ると伝えてくれ。
一人は此処に残り、敵兵の最終の兵数を見てから戻ってくれ。残りの一人と俺はこの軍の動きをつぶさに見てから、戻る事にする。各自頼んだぞ!」
一方の板垣軍。
谷「板垣さん、順調ですなぁ~。これで明朝の攻撃は上手く行くでしょうう。」
板垣「大村さんの作戦は、こちらの被害が少ないようにと言う作戦だから、遅いようじゃがハマれば簡単に敵を打ち破るじゃろう。谷君も今回は楽にしてくれて良いと思うがのぉ。」
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