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宇都宮城の夕方。
小笠原「何?新撰組と名乗る町人が、耳に入れたい事があると?」
兵士「はい、敵軍がこちらに向かっていると申していますが?」
小笠原「よし会おう。」
新撰組隊士「申し上げます。私は新撰隊の者で、壬生まで偵察していたのですが、島田さんが佐野まで偵察すると言うので行ったら、敵軍が大砲を揃えてこちらに向かうのを確認したので、来た次第です。」
小笠原「そうか、わかった。大鳥さんには私が言ってやるから、良く知らせてくれた。」
小笠原は大鳥の所に行き、詳しく伝えた。
小笠原「大鳥さん、どうしますか?」
大鳥「新撰組の偵察は偵察、我が方の偵察は何も言って来ていない。大野君に偵察を出すように伝えてくれ。」
小笠原「もし本当に、敵軍が来ていたらどうしますか?」
大鳥「その時はその時よ。我が軍が撃退すれば良い事よ。」
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