陸軍と海軍

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松平太郎「海軍はまだ戦をした訳では無いから、俺達が思う慶喜様への不信感はわからないと思いますがね?」 榎本「太郎さんはそう言うが、我々幕臣は慶喜様を担いで戦うしか無いだろう?」 松平太郎「小栗様の献策を一蹴し、あまつさえ罷免だなど考えられない事だと榎本さんは思いませんかね?」 榎本「確かに、小栗さんが言う箱根で薩長を我が海軍で攻撃し、敵を寸断して陸軍で包囲全滅する作戦は私も同意だがね!」 松平太郎「榎本さん、まだ海軍は戦をしていないから楽に考えているんですよ!」 榎本「確かに、鳥羽伏見では海軍は戦っていないが、戦を楽だとは思ってはいないよ!」 松平太郎「確かに、我が海軍は薩長よりも数段上ですが、戦のほとんどは陸軍ですからね!」
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