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西軍を蹴散らして、原田達は安富達を追いかけて鹿沼に到着した。
そこには、梶原や鳥居等の先行していた者達や会津藩の兵士達に混じり斎藤以下の新選組もいた。
斎藤「原田さん、見事な活躍だったそうですね!」
京都時代からぶっきらぼうだったが、最近は人に馴染むようになっていた斎藤が原田に声をかけて来た。
原田「おぅ、迎えに来てくれたのか?何とか土方さんの期待に応えられたかな?」
斎藤「期待に応えましたよ!」
梶原が近寄って来て
梶原「原田殿、本当に貴殿の活躍で忠友様を奪う事が叶って我々も何と御礼をしても足りません。
流石は新選組でもその人有りと言われる原田殿です!」
原田「忠友様は、今は何処ですかね?」
梶原「忠友様は、我が会津藩兵と宇都宮藩士等に守られ、日光を回って会津から仙台へ行きました。私はこれから宇都宮藩士の方々と日光へ行きます。
鳥居殿等壬生藩士も一度日光か会津まで来て頂きます。
新選組の方々は、大田原に戻って頂きます。」
原田「梶原さん、まだまだ鳥羽伏見の敵討ちは終わっていねぇですから、また会津藩と新選組で西軍どもを痛めつけましょう!」
梶原「原田殿、貴殿にはまた太郎殿の策の遂行にお手を煩わすと思います。
またよしなに、お願い致します。」
原田「梶原さん、いつでも呼んで下さいよ!」
斎藤「梶原さん、次には私も呼んで下さい。」
梶原「新選組の方々ならば、いつでもお願い致します。
では、またの再会を」
原田「では我々も大田原へ戻るとするか!」
斎藤「早く帰りますか、土方さんも待っていますよ。」
梶原達は会津へ
原田達旧新選組の新選隊は大田原へ帰って行く。
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