23人が本棚に入れています
本棚に追加
一昔前にネットで噂になった都市伝説。
そんなもんを信じてた訳じゃない。
ただ、俺の隣の家…静音の家に向かって続いている提灯を見たあの日、俺はその話を信じるしかなかった。
物々しい提灯の列。
俺以外には見えない異様。
そして、一番家に近い提灯に書かれた『神凪静音』の文字。
何故本人ではない俺が見えるのかは分からないけれど、幼なじみとしてただ傍観している訳にはいかない。
既に、提灯の明かりはすぐそこまで灯っていたから。
最初のコメントを投稿しよう!