通り道。

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重い。 かなり重い。 動かない訳ではないけれど、とんでもない重さだ。 「……っ、やるしかねぇだろ」 何とか気合いで動かし続け、朝になるころには家の前に提灯の道が出来ていた。 仕上げに準備したのは筆と墨汁。 これで静音の名前を消して、さらさらっと俺の名前を書いてしまえば……。 「これで良し、っと」 作戦完了。 静音は死なせたりなんかしない。
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