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「ったく、この唐変木が。
昔から杏、杏って。
・・・・・そうだ。お前、感謝しろよ。
お前のせいで、あたしは色々大変だったんだ。
杏はお前にやる。
今日から杏の面倒はお前が見な。
ああ、清々した。
あたしの代わりに大事にしろよ。」
もう一度、僕の頭を殴って、花梨は部屋を出て行った。
「・・・・・・なんなんだ、あいつ。」
杏を大事にしたことなんてない癖に。
とりあえず。
部屋を片付けないと。
成人男子向娯楽本は暫く段ボールの中だな。
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