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手が通り抜ける様な窓。 でも何も通り抜けるはしない。 ふと窓を開く。 髪の毛を風が逆立てる。 体温が無くなる様な、 全てを忘れる様な、 世界が広がる様な、 鮮やかな光を見る様な、 そんな気がした。 窓を閉めて、振り返る。 目の前にはまた現実が現れた。
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