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パールは自分の開けた穴の周りに、アメッシュとシャインを降ろした。
パール 「ここからは歩いて行けるだろう。さて──」
パールの身体が尾羽と同じような光を発した。
光が消えると、そこには20cm程の尾羽まで白い鳥がいた。黄色い、髪の毛のような物がある。
アメッシュ 「あはっ、可愛い!」
シャイン 「パール…だよな。」
パール 「姿を見られると、色々と厄介な事になるからな。」
声の質も口調も、何一つ変わり無い。
パールはシャインの肩に止まった。
シャイン 「何で俺なんだ。主人はアメッシュだろ?」
パール 「シャインの方が、肩が広くて止まりやすい。」
アメッシュ 「どうでもいいから早く行こー。
もう眠たいよ。」
アメッシュは地面にある道を指差した。
シャイン 「ったく、仕方ねぇな…。」
パール 「それくらい素直が良いぞ。いつも心がけるようにするべきだな。」
シャイン 「うるせぇ…。」
シャインとアメッシュは、並んで道に沿って歩いた。
2人とも知らない道なので、どこに着くかは分からなかったが、フィリアスに着ける気はしていた。
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