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店主の突然の申し出に彼女の心臓は大きくはねた。
「いいんですか!?」
彼女の脳内はパニック状態になった。
自分の人生を大きく左右した憧れの店で働けるのだ。
まぁ、話の流れでわかりそうなものだが…
（夢じゃないよね!?私ここで働けるんだ！…あれ？ちょっと待って。私この人の名前すら知らない。そもそも歳はいくつ？）
彼女の思考が逸れ始めた所で店主が話しかけた。
「じゃあ明日からでいい？」
彼女はびっくりな発言をさらっと言ってのけた店主を見ると、ニコニコしてはいたが冗談を言っている感じはなかった。
（もしかして深く考えない人なのかな？明日って…）
「明日じゃ都合悪かった？」
心配そうに見てくる店主をみて彼女は自然と笑みを浮かべた。
「初めて働くのでわからないことだらけですが、明日からよろしくお願いします」
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