1657人が本棚に入れています
本棚に追加
「喉渇いた………」
それからさらに3時間は経過しただろう。
空腹はどうにか我慢は出来たんだが、喉の渇きはさすがに無理みたいだ。
パン………俺は無力だ………。
「喉渇いたですかぁ?
水ありますよぉ?」
にたり顔で水の入ったコップを持ちながら俺の前にちらつかせるローザス以下略さん。
べ、別に辛くないんだから!!
「ゴクッ………」
「体は正直ですぅ。
いい加減諦めて私を住まわせるですぅ」
パン………俺は………。
「………分かった」
「住まわしてくれるですかぁ?」
「ああ、お前は住まわせるよ。
だから、解放してくれ」
パン………俺は無力だ………。
最初のコメントを投稿しよう!