魔王様生誕祭

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ローザス以下略さんから解放された俺は水をものの見事に一気飲みするという醜態を曝した。 そうしてローザス以下略さんと向かい合ってテーブルに座った。 「別に住まわせるのはいいんだが、名前がなぁ………。 あ、名前まだだったな、俺は崇山 真だ。 気軽に真と呼んでくれて構わないぞ?」 「真さんですねぇ? 分かりましたぁ! それで私の名前がどうかしたんですかぁ?」 「呼びにくくてしょうがないんだよ………どうするか………」 俺は脳をフル回転させ、脳内のWikipediaにアクセス!! 「それじゃ蛍でいいですよぉ? 水川 蛍ですぅ!」 アクセス不要………。 「そんな名前があったのか」 「いえ、さっき昇天させた人の名前ですぅ!」 ちょ、蛍さん偉い不憫だな、おい!! 「数時間前から気になってたんだが、その昇天させるって何をするんだ?」 ローザス以下略もとい蛍は今更というふうな顔色で俺を見た。
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