魔王様生誕祭

20/25
前へ
/266ページ
次へ
俺は親切丁寧に風呂場まで案内し、今だけ我慢してもらうようの着替えを蛍に渡して、自分自身は元いた場所に戻った。 「しかし、困ったな………。 男ならともかく女となると………はぁ………」 俺は女性と話すことが苦手だ、とか。 女性が嫌いだ、とかいうわけじゃない。 ただ、自分自身多少変な思考をしているせいか、余り女友達はいなかった。 それが原因なのかどうか分からないが、奥手な感じになってしまったのかもしれない。 まぁそれが原因なんて確証は毛頭ないが。 「うぅん………湿ってる………」 俺は無意識にテーブルの上に放置していたパンを噛っていた。
/266ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1657人が本棚に入れています
本棚に追加