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「………」
「反応はない、ただの屍のようだ。
蛍さ~ん、近づいちゃいますよ~?」
「………」
俺は無言の屍に一歩一歩近付くと、段々と健全なる青少年の視界には入れてはいけない境界線まで迫っていた。
「これはエロスだ、エロスの化身なんだぁ!!」
「うぅん?
一体何ですかぁ?」
ま さ か、ここで死亡フラグ?
「やぁ蛍、おはよう!!」
俺は出来る限り爽やかな笑顔で蛍に挨拶した。
蛍はまだ開ききっていない目で俺を一瞥し、そのまま沈黙という名の無限ループが続いた。
正直………辛い………です。
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