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理不尽な暴力を受けた俺は心も体も憔悴しきったまま家に着く。
そう、俺の楽園に。
「やっと着いた。
ほれ、下りろ」
「別に私はこのままでも良いですよぉ?」
んにゃろ………。
「そんな精神力は俺にはもうミジンコもないわ!」
「生意気さんですねぇ、真さぁんは」
蛍は何故か渋々俺の背中から下り、地面に足をついた。
「というか、お前立ってるじゃねぇか」
「はれれ!?
治ったみたいですぅ」
絶対謀ったな………それ以外に考えられん。
まぁそう思いつつも何も言えないがな。
「はぁ………まぁいいや。
俺は疲れたから寝かしてもらう」
「どこで寝るですかぁ?」
「俺の部屋に決まってるだろうが」
踵を返した俺は2階にある自分の部屋に向かった。
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