学校という名の脅威

10/33
前へ
/266ページ
次へ
「待ってください」 小春先生が書こうとするとスピーカーから大音量の声が教室中を響いた。 また、あの馬鹿は………。 「またか………どこにいるんだよん?」 「ここですよ」 次の瞬間にはスピーカーからの声ではなくなっており、教室の開いた窓の空間にいる茶髪の男、もとい変人がいた。 「相田 卓也、訳あって遅れました」 爽やかなスポーツ系の青年卓也は気持ち悪い程爽やかに汗を拭った。 「訳って何だよん?」 「愛しの真について模索していたら時間がかかってしまって」 死ね、早く死ね!!
/266ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1657人が本棚に入れています
本棚に追加