暗闇の中で
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どれほどの時間が過ぎただろうか。 ついに痺れを切らした土方は男の首をはねようとした。 しかし、「まだ殺してはいけない」と山南は止めていた。 だが痺れを切らしたのは土方だけでなくその横でじっとしていた3番隊隊長斎藤一もだった。 元々無口な斎藤だがいい加減腹がたったのかその重い口を開き 「早く言え。 言わないぬのなら貴様等の首が落ちるだけだ。」 そう言ってスラリと鞘から刀を抜いた。
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