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現場検証
僕たち2人佐藤刑事に案内されて2階の現場にいった。
殺されたのはこの家の亭主のようだ。
名前は鈴木寿夫さん。
事件当時家族が1階のリビングにいてガイシャは「二階の私の書斎で仕事をしてくる。9時には下に行くから」
と言い残して書斎に行ったそうだ。
しかし寿夫さんは10時を過ぎても下に降りてこなかった。
心配した奥さんの美智子さんが寿夫さんの書斎に行って、ノックをした。
ても出で来なかった。仕方なく体の大きい息子の寿郎にドアをぶち破って中に入った。
そして警察に110番通報した。
警察の調査によると部屋は完全な密室だった。
そして家族全員アリバイは無かった。
最初は事故で済まそうとしたが何か思い詰めていたわけでもなく自殺の先は薄いので密室ともあり、この僕に依頼したそうだ。
そして、現場は天井からロープが吊るされていてそこにガイシャが首を吊っていたそうだ。
ガイシャは莫大な財産がありガイシャが死ねば財産が手に入ると考えた犯人が殺したと僕はふんだ。
つまり家族全員に動機がある。
ガイシャの死因は首を絞められた事による窒息死。
書斎の机の上は水がこぼれて濡れていた。
本も一緒にだ。
そこに書斎の鍵が置いてあった。
この書斎は外から鍵を掛けることも出来るし開ける事も出来る。
中から鍵を掛けるには鍵は必要ない。
しかし書斎の鍵は1つしかない。
これはガイシャが用事深かったためだ。
ドアの上の通気孔は15センチほどとても人が入れるとは思わない。通気孔には2つの線がくっきり残っていた。中の鍵の回す所は何か釣り針の様な後がついていた。
犯人はどうやったんだ?
・・・分かったぞ!
・・・しかし犯人が分からない犯人は誰なんだ?
そうか分かったぞ。
まってろよ★お前の招待は俺が暴いてやる!
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