第八章 fantome manipuler

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大切なのは………イメージ!  霊気よ、我が身を守護する盾となれ 無意識に自然と紡がれた呪文に反応して、さっき消えていった霊気が僕とミールの前に噴出し、盾として形をなした。 ケルベロスは攻撃をその盾に阻まれて、小さく舌打ちをした。 『次、武器をつくってみて』 ミールの言葉に、僕の口が自分のものじゃないように。すでに知っていたように、呪文を紡ぐ。  霊気よ、我が敵を切り裂く剣となれ 盾になっていた霊気が霧散し、僕の手に剣となって現れる。 僕はその剣で、ケルベロスに切り掛かり、その斬撃をケルベロスは獣の牙で受け止める。 「おもしれぇ、俺に切り掛かってくるとはいい度胸だ人間」 そう言って、ニヤリと笑うケルベロス。 ほぼ反射的に、呪文を紡ぐ。  霊気よ、霧散せよ 呪文通りに剣はただの霊気の霧となり、それでバランスを崩したケルベロスはあいてる左手の鋭い牙による攻撃を外した。
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