はじまりのボク

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高校生の夏。蒸し暑い日が続く毎日。そのなかでも、一際上機嫌なボクがいた。それは、大好きな子とメールのやり取りが出来るようになったからだ。たかがメールだと思うかもしれないが、ボクにとっては大きい。いつもなら朝の挨拶をして、別々の教室に入り、別々の授業を受けて、別々に帰っていく。そしてまた、朝の挨拶を…。そんな日を繰り返し過ごしていた。ボクは昼休み、勇気をだしてその子がいる教室にメールアドレスを書いた紙をもって入っていった。
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