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赤髪の少年は彼の特等席である庭の大きな木の上で太陽光を体いっぱいに浴びながら 昼寝をしていた
まだ未成年で 仕事もそうそうにないので 少年の昼寝は単なる暇つぶしでもある
「おーい ちょっと降りてきてよ。良いものが来たから」
声に反応し 首だけを覗かせると下には白髪の少年がいた
よく見るとその手にはなにやら白く薄っぺらいものが握られている
恐らくあれが少年の言う"良いもの"なのだろう
「誰からだ、その手紙」
「魔法学園からだよ。それも王都国立のね」
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