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あまりの衝撃に思わずむせたウィルド。
しかし、甘い香りはむせるだけでは済まなかった。
「んー…。ケホッ!…うー…」
甘い香りに免疫のないウィルドは、初めて嗅ぐ強烈な甘い香りに酔ってしまった。
「いい香り…。…ちょっとだけ…」
そう言った瞬間、試験管の中身をらっぱ飲みした。
「…。…うぇぇー…あま…」
中身のほとんどを飲み干したウィルド。
その体はゆっくりとベッドへと倒れていった。
「…え?なんで…倒れ…」
その時、ウィルドの身体に異変が起こった。
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