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「お前…!…最上級、種?」 意識の戻ったウィルドが、まるで信じられないものを見るような目でリオルグを見た。 「ククッ気付かなかったか?」 対して、その反応を楽しむように眺めるリオルグ。 いや、事実リオルグはウィルドの反応を見て楽しんでいる。 最上級種はとても数が少なく、種類も少ない。 言わば、『幻』とも言えるものがウィルドの目の前にいることになるのだ。 当事者がどのような反応をするのかはかなりの見ものだろう。 「………………」 しかし、ウィルドは先程から口をポカンと開けたまま何も喋らない。 「どうした、驚きのあまり声も出ないか?」 リオルグのバカにしたようなセリフもウィルドの耳には入っていないだろう。 つまらなくなったリオルグはズイッと顔をウィルドに近付ける。 そして… 「…っ!なん…!?」
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