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グイと顎を上に反らされ、少し息が詰まる。
苦しくてうっすらと口を開けた途端、トロリとしたものが口に入り喉まで伝っていった。
「なっ!…ゲホっ…ぉ前…!」
「さぁ、イイ反応をしてくれよ?」
リオルグはウィルドの抗議にも耳を貸さず、じっくりと楽しそうにウィルドを眺め始める。
「…っ…、は、ぁ…くぅっ…!」
即効性の薬なのだろう。既に漏れはじめてる喘ぎ声を、歯を食いしばって我慢している。段々と色付いていくウィルドの姿は、とても官能的だった。
「んー…ぁ、ん!ふ、ぁあ!?」
ついに我慢の限界がきて、大きく声を上げはじめるウィルド。
「効いてきたな。さて、じっくりと見物でもさせてもらうとしよう。」
そう言うと、ニヤ…と嫌な笑みを浮かべ、部屋の隅にあった椅子に腰を掛けた。
「ハッ、ぁ、あっ…クソぉ…!」
この薬がどんなものかは知らないが、効き目なら知っている。
ウィルドは過去の記憶にある薬の怖さでカタカタと震えはじめた。
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