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「パパに秘密の場所を教えたげる」
久しぶりの休日。
フランクに連れて行かれた丘は、それはそれは素敵な場所だった。
晴れた空にかかる虹のように、綺麗な緑色のラインが空を彩っていたんだ。
「エメラルドドラゴンみたいでしょ?」
我が国に伝わる伝説の龍。
空を横切るその姿は、確かに巨大な龍のようであった。
「フランク、この場所を他の誰かに教えた事はあるかい?」
「ううん、パパだけにしか教えてないよ」
太陽光の加減なんだろうが、困った物だ。
我が軍の新型ステルスレーザー砲『エメラルド・レイ』から放たれたレーザーが、あんなにもはっきり見えてしまうなんて。
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