告白

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「…」 夕日は黙ったままだった。 「なんか、突然でごめん。だけど最初会ったときから、夕日のこと可愛いなって思ってた。」 そんな…やめてよ。嘘でしょ? 私だって裕太のこと気になってる。 けど好きとかまだ… そんなんじゃない。 「私たち今日初めて会ったばかりなんだよ?だから…。」 「だから…?ダメ?だよね?」 夕日は首を横に振った。 「裕太のこともっと知りたい。」 なに言ってんだ私。 こんな恋愛続くわけない。 そう分かってるはずなのに… 「ほ、ほんと?」 私は裕太とアドレスを交換した。 それから裕太のことを教えてもらった。 誕生日だとか血液型だとか 今通ってる学校のこと先生こと 色々なことを星を観ながら話した。 「手。繋いでいい?」 「また冗談でしょ?」 「いや。マジで。」 その時初めて裕太の赤くなった顔見たよ。 それで初めて2人で手を繋いだね。 裕太私でいいの?ほんとに愛してくれるの? 自分の気持ちでさえ分からなくなってきた。 私も裕太のこと好き…。だけど何も知らない。 とても不安な恋。 でも裕太となら何でも乗り越えていけるって思ったんだ。 あっという間に星は降るのをやめた。 二人はまた会う約束をした。
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