☆第一章☆
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「この件については検討するということで…」 月に1度の予算会議。それを仕切っているのは生徒会長の瀬永 櫂だ。会議が終わり一人になった教室で深い溜め息をついた…。 ガラッ! 「会長、まだ帰らないんですか?」 声をかけてきたのは副会長だった。 「いや、もぅ帰るよ。今日は予定があるからな…お疲れ様」 「お疲れ様です。会長、最近疲れてるみたいっすね…」 それには返事をしない代わりに笑顔を見せ櫂は教室をでた。
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