☆第一章☆

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「はぁーっ、やっぱり俺疲れてんのかな」 帰り道ボソリッと声をもらした。 ガチャ…… 暗いマンションに帰るのはいつになっても慣れない。 櫂は18歳にして一人暮らしをしていた。もちろん家族も家もあるが帰ろうとは思わない。理由はただ家に居たくないという単純な理由だった。 だか、今日だけは帰らなければならない…憂鬱な気持ちを抱えながら櫂は着替えをすませ家を出た。 その日が櫂にとって重要な日になるとは櫂自身、思ってもいなかった。
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