友達の彼女

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友達の彼女

「あいつったらホントに酷いんだよ」 その愚痴がどこまで本気なのか、自分にはイマイチ判断がつかなかった。 休むことなく話し続けるその娘は、俺の友達の彼女。 別に昔からの知り合いという訳でもなく、友達に紹介されて以来、何回か3人で遊んだことがある程度の仲だ。 それがここ最近、2人で会う機会が多くなった。 始めの頃は外で軽くお茶をするくらいだったのが、気付けば彼女は我が家に来るまでになっていた。 「あいつに怒られるよ」 適当に話を遮って彼女に言う。 顔を向けた瞬間、ばっちり目が合った。 ずっと俺の方を見ていたんだろうか。 投げ掛けられる潤んだ瞳に、何か別の意味を感じずにはいられなかった。image=190947607.jpg
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