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瞬介「えっと……大丈夫でした?」
とりあえず女性がヘタリ込んでいたので、手を差しだした瞬介。
女性も、安心したのかその手を掴んで立ち上がった。その時に、二人は目が合った。
瞬介「(可愛い……!)」
マーくん達が邪魔でよく見えなかったが、その女性はとても可愛らしく、肩までの黒い髪でスタイルも良かった。
女性「ありがとうございました。後少し遅かったら…………」
何故かいきなり瞬介をガン見し始めた女性。
しばらくして我に帰ったようで、笑顔になった。
女性「とりあえずありがとうございました!あの……何かお礼を」
瞬介「え?いいですよ、お礼なんて。当然の事しただけですから。」
急にお礼をしたいと言われて戸惑った瞬介だが、一応断った。
女性「ではお名前を教えてください!」
瞬介「……秋山瞬介です。」
女性「瞬介さん、今日は本当にありがとうございました。それではまた!
瞬介「はい、また……ん?『また』?まぁいいや、帰ろう。」
結局、そのまま女性は走って帰った。瞬介は、「また」に少し引っ掛かったが、あまり気にする事なく帰った。
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