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瞬介の通う城南大学は、付属高校から上がってくる学生が多かった。
しかり、瞬介も城南大付属高校から上がっていた。
「お~い、瞬介ー。」
なので、友人も数人一緒だったりする。
瞬介「……あっ、また休講……」
「瞬介~?って無視すんな!」
急に後ろからしばかれた瞬介。
瞬介「痛って~……何だ、京太か。」
京太「何だじゃねーよ。さっきから呼んでるのに無視しやがって。」
呼んでいた男は、国崎京太。瞬介とは中学、高校とずっと一緒な男。
瞬介「あぁ……ゴメン。って何だよ、また先輩から合コンに連れて来いってか?お前、そんなだと谷口ポジションになるぞ?」
京太「イヤなポジションだなぁおい。ってそんな用事じゃねーよ。」
谷口ポジションを拒否する京太。きっと、白石ミノルポジションもイヤがるだろうと瞬介は思って心の中で笑っていた。
瞬介「じゃあ何だよ、そういやまた2講休講だよ、未だに授業受けた事ないよ?」
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