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目が合い、たじろぐ
クスリと目で笑われた気がした
顔が少しだけ熱い
恥ずかしくて、俺から目線をはずした
あちらはあちらで俺のことなんて全然、気にしていないようだった
チラッとまた横目で盗み見る
大き目の白いバッグからハンカチを取り出して、髪やら頬を優しく押さえていた
彼女の少し長めの前髪から、一滴の雨がその人の鼻の頭に零れた
「冷たっ」
雨の音に掻き消されてしまうほどの小さな声
~♪~~♪~~♪~
流行の着うたが流れる
はっ!俺のだ!!
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