第一章

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「あっ、瑛ちゃん家ってこっち方面なの…?」 キミが思い出した様に聞く 「そうだよ…。」 「何中出身なの…?」 「南中、悠ちゃんは?」 「西中だよっ、近いね」 だいたい距離にして2キロ 「誕生日は…?」 「3月6日、悠ちゃんは?」 「2月6日っ!!1ヶ月違い」 だんだんと知るキミの事 途切れる事のない会話 「あっ、ここボクんち」 キミが指差すところには 「おっきいね…。」 とても大きな家が建っていた 「それじゃあ、また明日」 「うんっ、明日ね!!」 離れたくないな、なんて でもこの気持ちにも また明日、この言葉があれば ボクは笑って手を振る
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